中華料理店やラーメン屋さんで食べるチャーハンは、
お米のひとつひとつがパラパラとほぐれていて
口当たりがいいですよね。
しかし自宅で作ると食材同士がベチャッと
くっついてしまって、なぜか同じようにはなりません。
チャーハンがパラパラにならない原因は
一体なぜでしょうか？
火力の違い？調理器具が本格的でないから？
しかし、一般的な家庭のキッチンで、
飲食店のような本格的なものを用意するのは
難しいですよね。
でも、諦めることはありません。
自宅でも、お店のようなおいしいパラパラの
チャーハンが作れますよ!!
それには飲食店とは違う、ある“技”が必要です。
さっそく見ていきましょう！
チャーハンをパラパラにするのは“食材の水分”がカギ
自作のチャーハンがパラパラにならない原因は、
食材の水分です。
飲食店の厨房で作られたチャーハンは、
家庭のキッチンで使われるものよりも
はるかに強い火力で炒められます。
強い火力で炒めることで、
ご飯や食材の水分が短時間でさっと飛び、
パラパラのおいしいチャーハンになるのです。
家庭でこれを真似しようとしても
到底、飲食店の火力には及びません。
真似しようとして強火で炒めると、
「逆に卵を焦がしてしまう」
「炒める時間が長くかかってご飯がパサついてしまう」
など、失敗につながるのでご注意を！
家庭でもパラパラに作る裏技は”ご飯のコーティング“
簡単にパラパラチャーハンを作りたい！
その裏技は、卵でご飯をコーティングすることです。
調理の一番はじめに卵を取り出し、
ボウルなどに移したご飯に溶き卵を混ぜ合わせて
10分ほどつけておきましょう。
卵でご飯をコーティングしてから炒めることで、
ご飯の水分を閉じ込められます。
水分を閉じ込めてしまえば
ご飯がべチャッとすることもなくなるので、
弱い火力でも、ご飯がふっくらした
パラパラチャーハンが作れちゃいます！
この卵を混ぜ合わせる工程で、
一緒にご飯の味付けをしてしまうのもおすすめです。
調理の最後に味付けをすると慌ててしまい味が濃すぎたり、
薄すぎたりと失敗しがち。
フライパンに火をつける前に味付けを済ませてしまえば
落ち着いて調理でき、ご飯に味が馴染みやすいですよ。
裏技を補うチャーハン作りのコツを紹介
パラパラチャーハンを作るための裏技に加え、
いくつかの工夫を取り入れればさらにおいしく
作れますよ！
① 水分の少ない食材・冷やご飯を使う
ご飯がべチャッとしてしまう原因は水分です。
火力が足りない分、家庭ではなるべく
水分の少ない食材を選びましょう。
チャーハンを作るとき、炊き立てのご飯を
使ってはいませんか？
炊き立てのご飯はふっくらとしていておいしいですが、
水分大敵のチャーハン作りには不向き。
水分量が少ない冷ご飯が向いています。
冷凍のご飯を解凍して使うのもいいでしょう。
その際は、電子レンジでしっかり解凍しておきます。
凍っている状態だと炒める時に水分が出ますし、
フライパン全体の温度も下がってしまい、
炒める時間が長引いてしまうからです。
具になる食材の水分にも気をつけましょう。
水分の多い食材は、ご飯をベチャッとさせる
原因になりますし、
火力の低い家庭のキッチンではその水分を
飛ばしきれません。
食材は水分の少ないものを選びましょう。
野菜はニンジン・ネギ、肉は挽肉・ソーセージ、
魚は焼き魚・鮭フレークがおすすめです。
キャベツ・タマネギなどの
水分が多い野菜を使う場合は、
レンジを使ってあらかじめ加熱し、
水分を飛ばしておきましょう。
生のお肉・魚を使う場合には、ご飯を炒める前に焼き
こちらも油分・水分を取り除いておきます。
② 火力は中火でOK
家庭のキッチンの火力は、
飲食店のものよりはるかに弱いので、
飲食店の火力を真似しようと強火にしても
炒めるのに時間がかかります。
強い火力で長い時間炒めていると、
ご飯がバラバラになる前に卵が先に焦げてしまい
パサパサしておいしくないチャーハンに
なってしまいます。
ご家庭で作る際は、火力は中火で、
ゆっくり水分を飛ばしていきます。
また、お店のように鍋を必要以上に振るのも、
火力が弱まる原因なのでやめておきましょう。
まとめ
チャーハンは卵とご飯、余り物の食材が少しあれば
作れて、炭水化物・食物繊維・タンパク質など
多くの栄養素を一品で摂れる優れもの。
フライパンひとつに材料を入れ、
炒めるだけで手軽にできるので、
時間がないときにも便利な“主婦の救世主”です。
紹介した裏技は飲食店ではあまり使われませんが、
家庭のキッチンの“火力不足”を解決する最適な方法です。
私もこの卵コーティングの裏技で、
飲食店のようなパラパラでおいしいチャーハンが
家で簡単に作れましたよ！
家族にも好評でしたので
みなさんもぜひやってみてね♪
